ふし子姉さんの部屋

つつましく生きて92歳で亡くなったふし子姉さんの部屋

まだそのままの部屋~片付いたのはベッドだけ

一郎


レンタルのベッドは
姉さんが亡くなったその週のうちに
引き取られていった
後はそのまま
少し変わったのは
タオル地のような少し厚めの敷物を頂いたので
それを敷いたこと
四畳半ほどの広さはあろうか
それまではピンクのタオル地の夏用の掛布団を敷いていた
実際に姉さんの掛布団に使っていたもの
その両方とも姉さんの洋裁時代からのお友達の
恵美子さんから頂いたもの
火葬の時にも是非にと言われたので来ていただいた方
見るに見かけて敷物を持ってきてくれたのだろうと思う
こんなのが欲しかったとつい口から出てしまったほど
変わったといえばカラーボックスを二つ買った
姉さんが書き綴っていた日記のノートを数冊と
アルバムを少し今は置いてるだけ
このボックスに姉さんが若い時に愛読した雑誌
暮らしの手帖を並べようかと思っている
そんなことを考えているだけだが
正直まだ何の整理もしていない
そのうちそのうちにと思ってはいるが
元々ルーズな性格な私なので
いつその気になるかわからない
そのうちそのうち・・・・